あの2011年3月11日から、1年が過ぎました。故郷に帰れない避難者がまだ沢山おられます。2012年2月現在の死者15.859人、行方不明者3282人、避難転居者341.411人というすごい数の犠牲者です。

　思い出すのは3月27日、日本海の輪島の地震です。死者は1名でしたが 全壊の家屋が沢山あり、炊き出しに行って、涙ながらにお礼を言われたことを思い出します。料理人として出来ることをするただそれだけのこと、7月に宮城石巻市に炊き出しのお手伝い、まだまだがれきの残るなかの炊きだしでしたが、お礼を言われるだけで来て良かったと、こちらが感動してしまいました。

　まだまだ、復興までは長い道のり、これからも遠いところからでも陰ながら、応援し続けたいと思っております。

　石川県は、日本海にせりだした、能登半島があり、歴史的からも加賀百万石とよばれるくらい、観光では有名な県でございます。26年度には新幹線の開業を迎え、金沢市では建築ラッシュでございます。まだまだ和食文化が強い、町ではございますが、確実に西洋料理の文化も根付いております。

　私のミッションとしては、日本料理文化に負けないくらいの心構えで 西洋料理の発展、西洋料理の文化及び技術の伝承に貢献してまいります。石川県司厨士協会が若い世代の方がたが、気軽に参加活動出来るような 協会を目指してまいります。これからも皆様のご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

会長　川本　紀男

金沢市打木地区等で栽培されている「打木赤皮甘栗かぼちゃ」の生産と消費拡大を図るため、H23.８月、「金沢市農業協同組合」を中心に、「公益社団法人全日本司厨士協会・北陸地方本部・石川県本部」、「株式会社佃食品」とともに、「農」「商」「工」連携による高付加価値商品の開発と金沢市農業協同組合の六次産業化を推進し農業振興を図るとともに、『赤かぼちゃの会』を発足。具体的には実施計画を策定し以下の事業を実施する。

（１）新商品開発の研究会
（２）試作品の開発
（３）レストランとの連携手法についての研究
（４）新商品開発にかかるブランドコンセプトの研究と開発
（５）新商品開発にかかる製品の評価・分析・改善
（６）新商品の具体的な販売戦略についての検討
（７）新商品の共同販売とＰＲ活動

１．推進母体

赤かぼちゃの会
会長　上坂英善(金沢市農業協同組合代表理事組合長)

２．構成メンバー

金沢市農業協同組合　代表理事組合長：上坂英善氏
金沢市に本所を置き『農業を営む者を組合員で組織』する農業協同組合。（昭和49年4月に金沢市内の27の農協が合併して誕生。ほがらか村（JA金沢市農産物直売所）では、組合員が作った農作物や加賀野菜等を販売している。

公益社団法人全日本司厨士協会･北陸地方本部･石川県本部　会長：川本紀男氏
金沢市に石川県本部を置き『西洋料理に従事する料理人で組織』する公益社団法人の全国組織。昭和34年6月に公益法人化し、西洋料理に関する栄養・食品衛生向上・調理技術の改善など国民食生活の増進に寄与する団体。

株式会社佃食品：代表取締役社長：佃　一成氏
金沢市に本社を置き『食品添加物』を使用せずに素材の持つ本来の美味しさを大切に、安心と安全を標榜する食品製造業。金沢地区、中部地区、近畿地区、関東地区等に販売拠点を持ち、佃煮、惣菜、菓子、レトルト商品、フリーズドライ商品を製造。近年、加賀野菜などを使用した商品開発も行っている。

平成23年11月７日（月）、北陸地方本部は、北陸３県（福井県、富山県、石川県）共催による青年司厨士フォーラム10周年記念式典を金沢国際ホテルにおいて、午後２時から４時30分まで開催した。

青年司厨士フォーラムは、「北陸３県の若手料理人が自らの夢と希望を実現するために、日頃考えていること、思い悩んでいることを同世代同士が一堂に集い、素直に語ること」を目的とし、同時にパネラーの先生方のアドバイスを受けることにより、さらに社会人として向上することを目指して毎年開催されている。

今回は青年司厨士フォーラム10周年を記念して、第１回から９回までの歴代発表者によるフォーラム（テーマ『過去・現在・未来』）と第10回青年司厨士フォーラム（テーマ『「食育の力」食を守る・責任力』）の二部形式で行われ、総本部からは宇都宮久俊会長の代理として大西元年理事長が出席した。